盆栽じゃない。「栽木」です
弊社では苔玉をメインで製作、納品しています。
ご存知の方はみなさん「太刀岡屋=苔玉」とイメージしていただけると思います。
ですが(๑•̀ω•́๑)bダカシカシ‼、実はもう一つの得意分野があります。
それが【栽木】です。

ヘダー画像もそうですね。
もちろんこのネーミングは造語で工房を開いた太刀岡が口にしました。
この栽木をみた事がある方は少ないはずです。
なぜならば1年に1点作れるかどうかの代物となるからです
ヒェェ━━ッ=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇) ※弊社では毎週150〜200の苔玉を納品しています。
なぜ作品数が少ないのか?
まず、素材が稀少となります。土台として、かつバランスを構成するメインとなる木のパーツ。
これは流木を使用しています。
良きモノとなると本当に1年にひとつあるかどうかというくらいに探すのが大変です。
表面加工はしますがつなぎのない流木を使用しているのです!
さらに掛ける手間ひまが苔玉とは段違いとなります。
外からは見えないように内部にて100本近くのワイヤーで苔と土と流木をつないでいきます。
※企業秘密シ━ッd(ºεº;;)クレット!
簡単に崩れるようなモノを納品販売出来ませんからね(。・ω・)ノ
そしてもう一つの理由。
手前味噌ではありますが展示やレンタルするとすぐに買い取り希望の方がお越しになりお買上げの運びとなるからです(*´▽`人)アリガトウゴザイマス
もし太刀岡屋の栽木を展示なりレンタル先でご覧になった方はとても幸運な方です!

生花や盆栽やフラワーアレンジメントもとてもステキだと思います!
ですがこういう表現もあるのだと言う事をほんの少しの方にでも共感いただけたら幸いです«٩(*´∀`*)۶»
わたし達の表現

苔をキレイなまま保つ作品づくり。
手にしていただいた方が長く何年も楽しく鑑賞していただける手間暇をかけたモノづくり。
それが太刀岡屋のスタッフの矜持です。

それはとても根気のいる作業工程の繰り返しからのみ生み出される作品であるとの自負。

サイズ感も大小さまざま。
横なば数十センチから 100センチ超えまで職人の感性がサイズ感を決めるのです。
いつか実物をご覧いただける日が来るのを待ちわびております。
栽木が語りかける余白の美と時間の彫刻
植物の表現において太刀岡屋が何よりも大切にしているのは「余白」の感覚です。
一般的なフラワーアレンジメントや盆栽は彩りや密度の豊かさで視線を惹きつけます。
それに対して栽木が目指すのは空間に語らせること。あえて手を加えすぎず自然が描いた造形の中に私たちの思想を委ねます。
たとえば、長い年月をかけて風と水に削られた流木のライン。ひとつとして同じ形は存在せず、その凹凸や曲線には時の流れが刻まれています。
そこに苔をあしらうことは自然と手仕事の対話であり命と命の重なりです。
完成した栽木はどこか静けさをまといながら、見る人に問いかけてくる存在になります。
派手さや強さではなくじっとそばに佇むこと。
それでも目を離せない不思議な魅力を放ち続けてくれるのです。
一点物という選択それは大量生産への対抗でもある
栽木は年に1点作れるかどうかの希少作品です。
その理由は素材の入手が困難であるだけでなく一本の流木を見極めるための時間と構想にかける想像力、そして内部の施工に必要な技術と労力がまったく違うからです。
太刀岡屋では見えない内部に数十本に及ぶワイヤーを通し、苔と土・木材を一体化させる構造をとっています。
それは誰にも気づかれないように美しく仕上げるいわば彫刻に近い作業です。
お客様の手に渡ったあとも崩れず朽ちず長く暮らしの中で生き続けてくれること。
それがわたしたちの理想です。
だからこそ大量に作ることはしません。むしろ一点ごとに向き合うという姿勢そのものが栽木という表現を成り立たせていると考えています。
作品を通して届けたいのは時と自然へのまなざし
栽木は飾るためだけの作品ではありません。
見た人の心にそっと触れるような静かな存在でありたいと願っています。
日々の暮らしの中でふと視線を向けたときにそこに呼吸している自然を感じていただけたら。
苔の柔らかさ流木の年輪、影の落ち方、光の差し方…。そのすべてが、時間の重なりを伝えてくれるはずです。
わたしたちのものづくりは自然の一部として共にあることを信じ手を添えるようにして作品を仕上げていくものです。
もし栽木を通して自然の美しさや手仕事の温度を感じていただけたならそれは何よりのよろこびです。
まとめ
それでは本記事をご覧いただきありがとうございました!この記事にたどり着かれた方は植物がお好きな方や興味を持たれた方、またふとした疑問や「なぜ?」と好奇心のある方だと思います。素晴らしい事です。このブログでは苔玉や植物、季節や自然に関する記事でお困りの方や調べ物にとお役に立てるサイト作りを目指しております。
今後ご質問や取り上げて欲しい事など積極的に対応していきたいと思いますのでコメントいただければとても励みとなります。よろしくお願いします!
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ではまた次の記事で…(´・ω・`)
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【ソレダメ!】苔玉に使ってはいけない苔とは?の記事はこちら
THANKS
画像:tmedia記事:tmedia(tachiokayaメディア)
協力:太刀岡昇氏