用途を意識した苔の選択が重要!

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みずみずしい苔が貼ってある栽木(一発変換出来ない…)の画像です。
何と言っても水・光・空気です。
そもそも栽木とはなんぞやという方に、当工房の苔玉と対となるカテゴリーに分類される作品となります。よろしければ過去記事をご覧ください。




流木に加工を施して寄植えプラス箱庭を作る感じです(抽象的…)。
盆栽の世界観とジオラマ感をたしたような…。
ぜひ実物をみていただきたいものです。
きっとご理解いただけるかと思います。

さてさて、今回は栽木と綺麗に演出できる苔についてのお話です。

最後までご覧いただければ幸いです。






苔の選択

苔にはご存知の方も多いと思いますが多くの種類があります。
ですが一般的に、住んでいる地域で入手出来る苔は限られていますよね。苔の博物館を営んでいたりや苔のコレクターでもしていない方はきっとそうだと思います。当工房でも数千種類と言われる苔のうち最高でも数十種類くらいしか扱っていません。なぜならば綺麗に飾れる苔は限られていますからね。扱う種類の数はあまり重視していません

結局は苔を使った作品を手にして観てくださる方の目にどう映るかの方が重要だからです。そこで記事タイトルの「きれいな苔が拝みたい…」につながるわけです。

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一枚目の画像の全景です。
印象が変わってみえませんか?

前文で書いたジオラマ感につては一枚目の画像が、箱庭感については二枚目の画像で感じていただけるのではと思います。

苔を貼る際に注意すべき事が多々あるのですが実はこの遠近での見え方に特に意識して作業を行います。遠ければモコッとした部分がアクセントにもなり邪魔にもなりかねません。均一なサッカーグラウンドのような芝目にすれば美しさがなくなります。この加減こそが見せ場となります。

また、貼る苔も苔玉に使う同じモノは基本的には使いません。なぜならば画像の苔で苔玉に貼るとただただ潰れてしまいみずみずしさが消えてしまいます。
苔の選択」、重要です。

ただ、観ていただける方にはそんな事は考えずにパッと見て楽しんでいただきたい気持ちが強いんですけどね💧かわいい苔玉を通販やネットショップで探す際そんな視点でみてもらえたら嬉しいです。ギフトでの購入なんかでも同じですよね。

ここが当工房、職人のこだわりです。







苔の立体感

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大した表現ではありませんが立体感も「苔の選択」の選択肢となります。
制作時に画像のトクサを活かす土台部をイメージするとやはり苔の選択がとても重要になります。苔がきれいに見える事とさらに全体のバランス的なセンスも問われてきます。

植える植物のボリュームを考えると苔だけを強調する事はマイナスの要素となってきてしまいます。立体感をだしながら立体感を抑え込む、そんなイメージを働かせながら構図の作業をしています。







おまけとまとめ

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工房近くから臨む富士山です

そうそう、苔玉とカビ問題については後日記事にしますね。

余談ですが、工房にいらしたご年配のお客様(80代とおっしゃてたかな?)が「スパイファミリー面白いな」と言っていました。たしかにオモシロいですが世代ウケの幅がすごすぎる!中国でも爆発的な動画再生回数を記録した記事を目にしていたのでとんでもない作品なのだと痛感しました。ちなみにアマゾンで販売していたフィギアが結構な値段が付いていました。
苔玉と並べて写真を撮ろうと画策していたのですが…(´;ω;`)ブワッ




本記事をご覧いただきありがとうございました1

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ではまた次の記事で…(´・ω・`)
 




THANKS

画像:tmedia
記事:
tmedia(tachiokayaメディア)
協力:太刀岡昇氏